“かうばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
香箱80.0%
香盆20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見られ其方手元に之有し伽羅きやら一兩目餘入たる金の香箱かうばこは細川越中守方より訴へに及びし紛失ふんじつの品なり其方如何して所持しよぢ致せしや有ていに申せと云はれしかば九助はかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見れば、ゴロロボフはひどく不自然な姿勢で部屋の真中に、ランプの火に照らされて、猫が香箱かうばこを造つてゐるやうになつて転がつてゐる。室内は少しも取り乱してはない。
さもたり。ちかづくまゝに。にほは。そもかう款貨舖ぐやの。むすめかも。ゆびはさめる。香盆かうばこの。何爲なにことなりや。時々とき/\に。はなかさして。くめるは。
「西周哲学著作集」序 (旧字旧仮名) / 井上哲次郎(著)