“おんやすみどころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御休処50.0%
御休處25.0%
御休所25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女のはいった家も、そうしたふうの一軒で、土間には腰掛が並べてあり、軒先には「御休処おんやすみどころ」としてある。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たのしい御休處おんやすみどころとうさんが祖母おばあさんからもらつて金米糖こんぺいたうなぞをちひさなかばんから取出とりだすのも、その御休處おんやすみどころでした。塲處ばしよによりましては、つめた清水しみづとひをつたつて休茶屋やすみぢややのすぐわきながれてます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
六三 御休處おんやすみどころ
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
破れた葮簀の衝立ついたてが立ってあり、看板を見ると御休所おんやすみどころ煮染にしめ酒と書いてありまするのは、いかさま一膳飯ぐらいは売るのでござりまする。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)