御休処おんやすみどころ)” の例文
旧字:御休處
私は外出したついでに時々立寄って焚火たきびにあててもらう家がある。鹿島神社の横手に、一ぜんめし、御休処おんやすみどころ揚羽屋あげばやとした看板の出してあるのがそれだ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼女のはいった家も、そうしたふうの一軒で、土間には腰掛が並べてあり、軒先には「御休処おんやすみどころ」としてある。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)