“おびきよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
僞引寄50.0%
誘引50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝわかつた/\、畜生ちくしやううまくやつてるな、此前このまへあのへん沈沒ちんぼつしたトルコまる船幽靈ふないうれいめが、まだうかれないで難破船なんぱせん眞似まねなんかしてこのふね暗礁あんせうへでも僞引寄おびきよせやうとかゝつてるんだな、どつこい
ちょうどそのように、頼母は、眼に見えない左門の気合いに誘引おびきよせられたのであった。ハッと気付いた頼母は、背後へ引いた。が、次の瞬間には、ヒョロヒョロと、もう二足前へおびきだされていた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)