誘引おびきよ)” の例文
ちょうどそのように、頼母は、眼に見えない左門の気合いに誘引おびきよせられたのであった。ハッと気付いた頼母は、背後へ引いた。が、次の瞬間には、ヒョロヒョロと、もう二足前へおびきだされていた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)