“おとこまえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
男前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(いや、その十倍も百倍も与えなければ、おまえほどの男前おとこまえの者に、主人顔はできない。小身のうちは、それだけでゆるしておけ)
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おに七と呼ばれてはいるが、名前なまえとはまったくちがった、すっきりとした男前おとこまえの、いたてのまげ川風かわかぜかせた格好かっこうは、如何いかにも颯爽さっそうとしていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「男は気で食え」「男前おとこまえよりは気前きまえ
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ほんとうに、んて因果いんがひとなんだろうね。かおりゃ、十にんなみの男前おとこまえだし上手じょうずだってはなしだけど、してることは、まるッきりなみ人間にんげんかわってるんだからね
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)