“えいじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鋭刃66.7%
英人33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、周馬、一角、お十夜——こう三人の鋭刃えいじんを前にして、かれは死力に汗をしぼっていた場合であるから、或いは、聞こえなかったかも知れない。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いや、それよりもこの貸家で、狂気めいた鋭刃えいじんをふるうあの男美人の正体は?
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
二十余名の原士の姿、ここに黒々と明らさまなる影を描き、かつ躍り、坂の下段、坂の上方から、弦之丞ひとりを挟んでミリミリと鋭刃えいじんを詰めあった。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その鋭刃えいじんになぎ立てられ、半数あまりの原士たちが、算をみだし、を負って、ドドドッ——と下り勾配こうばいへ押し崩れてゆくのを、夜叉やしゃのごとく追いかけて
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ウィリアムだいせい其人そのひと立法りつぱふ羅馬ローマ法皇はふわう御心みこゝろかなひ、たちまちにして首領しゆれう必要ひつえうありし英人えいじんしたがところとなり、ちかくは纂奪さんだつおよ征服せいふくほしひまゝにするにいたりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)