“やいば”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤイバ
語句割合
86.0%
10.9%
焼刃1.9%
薄刃0.4%
白刄0.4%
鋭刃0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
流れるやいばを取直す間もなく、第二第三の銭は流星のごとく飛んで拳へ、額へ、そして第四の銭は危なく眼の玉を打とうとしたのです。
そのやいばを返して、襲撃に移る前、平次の手からは、第二、第三、第四の錢が、絲を繰り出すやうに曲者の面へ、ひぢへ、喉笛へと見舞ひます。
はからずも顔をあわせ、焼刃やいばをあわせた左膳と源三郎……今後長く、果たして敵となるか、味方となるか——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
手に輕き薄刃やいばはさげられたり。
決闘 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
ああ、するどき薄刃やいばをさげ
決闘 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
たまらず覆へる處を取つて押へて首筋かゝんとひらめかす白刄やいばの、さりとは鈍かりしか頬先少しかすりて、薄手の疵に狼藉の呼聲あたりに高く、今はこれまでとや逃あしいづこに向ひし
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ああ、いまするどく鋭刃やいばを合せ
決闘 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)