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焼刃
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やいば
ふりがな文庫
“
焼刃
(
やいば
)” の例文
旧字:
燒刃
彼は水のように美しく澄んでいる
焼刃
(
やいば
)
を惚れぼれと眺めているうちに、今までにこの刀を幾たび抜いたかということを考えた。
籠釣瓶
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
はからずも顔をあわせ、
焼刃
(
やいば
)
をあわせた左膳と源三郎……今後長く、果たして敵となるか、味方となるか——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
パッと
居合抜
(
いあいぬ
)
きに大刀を払ったが、その瞬間、一方でパチン! と火花を降らしたかと思うと、すぐ
焼刃
(
やいば
)
のすり合う音がして、
鍔
(
つば
)
と鍔とが
競
(
せ
)
りあうまもあらず、デン! と一方が蹴仆された。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、刀身をまっすぐ竪にし、
刃文
(
もよう
)
を照らしながら、
焼刃
(
やいば
)
の差し表を、
鎺元
(
はばきもと
)
から一分刻みによく見て、こんどは裏を返して、次に
平鎬棟
(
ひらしのぎむね
)
などを、考え考え眺め出した。
寛永相合傘
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そこに、何の
焼刃
(
やいば
)
のみだれか、一ぽん女の毛が纏わりついたと見える
鍛
(
きた
)
え
疵
(
きず
)
。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
刃
常用漢字
中学
部首:⼑
3画
“焼刃”で始まる語句
焼刃金