“刃文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もよう50.0%
はもん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかし、刃文もようと言い、さまで古からぬ切込みのあんばいと言い、何とあってもここは粟田口、しかも国光あたりと踏むが、まず恰好と存ずる。」
寛永相合傘 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そして、刀身をまっすぐ竪にし、刃文もようを照らしながら、焼刃やいばの差し表を、鎺元はばきもとから一分刻みによく見て、こんどは裏を返して、次に平鎬棟ひらしのぎむねなどを、考え考え眺め出した。
寛永相合傘 (新字新仮名) / 林不忘(著)
仔細らしく、刃文はもんの匂いのところを見渡しているが、なおいっこう返事がないものですから
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)