“うちみや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打見遣80.0%
内宮20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
満枝は色をして直行を打見遣うちみやりつつ、そのおもて引廻ひきめぐらして、やがてあらかた目戍まもりたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
帽子も鉄鞭てつべんも、ふところにせしブックも、薩摩下駄さつまげたかたしも投散されたる中に、酔客すいかくは半ば身をもたげて血を流せる右の高頬たかほを平手におほひつつ寄来よりくる婦人を打見遣うちみやりつ。彼はその前にわるびれず会釈して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
伊勢神宮の内宮うちみやは、往古いにしえから二十一年ごとに、新しゅう改造する制であったが、応仁おうにんの乱以後は、そのこともすたれて、ここも荒るるにまかせてあったを、おことの父信秀には、その御式の復古に
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)