“うちすぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
打過100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きらひて幼年なれば今四五年も相待あひまつべしととゞめ候故本意ほんいなくは思へども師匠の仰せ默止難もだしがたく是迄は打過うちすぎ候なり此度こそさいはひに日頃の宿願しゆくぐわんはたすべき時なり何卒此儀このぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
打過うちすぎうち或時重四郎又入り來りけるに平兵衞は相手ほしやと思ふ折柄をりからなれば重四郎殿よくこそ御入來ごじゆらいありしぞ率々いざ/\一石參らんと碁盤ごばん引寄ひきよせ重四郎を相手あひてかこ茶菓子ちやぐわしなどを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見請候はゞ其せつ道十郎身分にもかゝはり候事故早速さつそくにも申立べくの處其儀無く打過うちすぎ候段不埓に付屹度申付べきの處此度證人に相立其方が申立によつ事實じじつ明白めいはく行屆ゆきとゞき候儀も有之に付格別の御憐愍れんみん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)