“いやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
違約50.0%
醫藥50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いささかの顧慮こりょもなく、この相川堤まできて、ひとり久しぶりの旅心地にわれともなくたたずんでいたところを、不意に、その於通にめんとむかって違約いやくをなじられたのであるから、五十をこえた男の彼が
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一身いつしんつかれてせにせし姿すがた兄君あにきみこヽろやみにりて、醫藥いやく手當てあてづからの奔走ほんそういよいよかなしく、はて物言ものいはずなみだのみりしが、八月やつき壽命じゆみやう此子このこにあれば、月足つきたらずの、こゑいさましくげて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)