“いぬゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イヌヰ
語句割合
69.2%
戌亥23.1%
戊亥7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて彼は鉄鞭てつべん曳鳴ひきならして大路を右に出でしが、二町ばかりも行きて、いぬゐかたより狭き坂道の開きたるかどに来にける途端とたんに、風を帯びて馳下はせくだりたるくるま
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
落葉しぐれる山の際に戌亥いぬゐの方に白壁の土藏を置いたる農家の冬待ち顏に靜かに立つを見る。
伊賀、伊勢路 (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
この身延みのぶさはと申す處は、甲斐の國飯井野いひゐの御牧みまき波木井はきゐ箇郷かがうの内、波木井郷はきゐがう戊亥いぬゐの隅にあたりて候。