戌亥いぬゐ)” の例文
はうきから辰巳たつみ、鎌の鼻から未申ひつじさるくはの耳から戌亥いぬゐ、口の中の眼——と讀むんだらうな。どうだ分つたか、八」
落葉しぐれる山の際に戌亥いぬゐの方に白壁の土藏を置いたる農家の冬待ち顏に靜かに立つを見る。
伊賀、伊勢路 (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
戌亥いぬゐに亙る山脈やまなみ
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
其處からくはの柄三尺八寸の寸法で三三が九つ、つまり二十四尺二寸だけ未申ひつじさる(南西)の方へ行くと、其處に大きな捨石すていしが一つある。その戌亥いぬゐ(西北)が空井戸だ。