“御牧”の読み方と例文
読み方割合
みまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、ゆうべ碓氷権現うすいごんげんの境内に、その将門、将頼、将文などの手勢が、宿営したという噂は、途々、何度も耳にした事だし、また佐久さく御牧みまきでも今
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
地久節には、私は二三の同僚と一緒に、御牧みまきはらの方へ山遊びに出掛けた。松林の間なぞを猟師のように歩いて、小松の多い岡の上では大分わらびを採った。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と云うのは、あなた方も名前は御存知であろうが、維新の際に功労のあった公卿くげ華族で御牧みまきと云う子爵ししゃくがある。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)