“いちだいじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一大事100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガチャリと電話機を掛けると、当直はあわただしくホールを見廻した。そこには一大事いちだいじ勃発ぼっぱつとばかりに、一斉いっせいにこっちを向いている夜勤署員の顔とぶっつかった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
おそ野蠻人やばんじん巣窟さうくつでゞもあればそれこそ一大事いちだいじ早速さつそく遁出にげだ工夫くふうめぐらさねばならぬ、それをるにはかくこのしま一周いつしうしてなければならぬとかんがへたので
「おッ。おさま! た、大変たいへんなことになりました。あアおそろしい、……一大事いちだいじでござります」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)