“あしどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アシドリ
語句割合
歩調53.7%
足取29.3%
足調14.6%
運歩2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたかも病みあがりのロイマチス患者のごとき蹌踉そうろうたる歩調あしどりで、大道狭しと漫歩しているのは、まことに荘重類ない眺めであった。
さう思ひつくと、急に栄蔵は心が弾んで来て、足取あしどりも軽くなつて、新太郎ちやんの家へいつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
低い口笛を吹き吹きそつとくちづけの真似をしたり横向きに白い肌をみせびらかして私等の足調あしどりを乱す気なのか、えたいの知れない蛇のやうな妖術者
舞踏でもするような運歩あしどりで部屋のうちを跳ね廻ッて、また床の上へ来るとそのまま、其処そこ臥倒ねたおれる拍子に手ばしこく、まくらを取ッてかしらあてがい、渾身みうちを揺りながら
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)