“あざけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
99.4%
0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霧の中から唄声うたごえが近づいて来た。馬をいた五郎吉である。彼はちらと侍たちのほうへあざけりの微笑をくれ、つんと鼻を突上げながら
峠の手毬唄 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
嘗てまのあた査列斯チヤアルス四世をあざけりて、徳の遺傳せざるをば、汝に於いてこれを見ると云ひき。羅馬と巴里とより、月桂冠を贈らんとせしとき、ペトラルカは敢てすなはち受けずして、三日の考試に應じき。
いずれの群集を見ても少しもげきしているものはない。大言たいげんする者もなく、あざけわらう者もない。すこぶる真面目まじめでさながら親の大病の診断を医者から聞いているような顔つきであった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)