“あかすじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤線66.7%
紅条33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
モスクワへってから、ミハイル、アウエリヤヌイチは肩章けんしょう軍服ぐんぷくに、赤線あかすじはいったズボンを穿いてまちあるくにも、軍帽ぐんぼうかぶり、軍人ぐんじん外套がいとうた。兵卒へいそつかれ敬礼けいれいをする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「お女将かみ、こちらの赤線あかすじで消した分は、いつ頃約束済になったのです」
誘拐者 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)
ははん——姫様ひいさまのおめしもの持て——侍女こしもとがそう言うと、黒い所へ、黄色と紅条あかすじしまを持った女郎蜘蛛の肥えた奴が、両手で、へい、この金銀珠玉だや、それを、その織込んだ、透通るにしきを捧げて
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)