“あおだけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
青竹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都田川みやこだがわ右岸うがんには、青竹あおだけをくんだ矢来やらいの先が、はりの山のように見えている。そのまわりに、うわさを聞きつたえてあつまった群集が、ヒシヒシとしていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
午前十時と云う触込ふれこみなので、十一時に寺本さんの家に往って見ると、納屋なやと上塗せぬ土蔵どぞうの間の大きな柿の木の蔭に村のしゅうがまだ五六人、紙旗を青竹あおだけいつけて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
やまゆきがくるようになると、ひよどりがうらたかいかしのくのであります。正雄まさおは、縁側えんがわにすわって、ってきた青竹あおだけちいさなあなをあけていました。
へちまの水 (新字新仮名) / 小川未明(著)