“いほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イホ
語句割合
75.0%
五百20.0%
伊保5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅葉館は我いほうしろにあり。古風の茶亭とは名のみにて、今の世の浮世才子が高く笑ひ、低く語るの塲所なり。三絃の音耳を離れず、蹈舞の響森を穿うがちてきたる。
秋窓雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
その屋根を天にたとえることは、新家屋を寿ことほぐのが主な動機だから自然にそうなるので、また、万葉巻十九(四二七四)の新甞会にいなめえの歌の「あめにはも五百いほつ綱はふ万代よろづよに国知らさむと五百つ綱ふ」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一道は、三本木さんぼんぎを経て伊保いほへ出るもの。また諸輪もろわをとおり挙母ころもへ出る道。……それと、長久手ながくて祐福寺ゆうふくじをこえ、明智あけちつつみと出て、岡崎へいたる道との三つでござるが
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)