“イホリ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:いほり
語句割合
50.0%
33.3%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宵闇の深くならぬ先に、イホリのまはりは、すつかり手入れがせられて居た。燈臺も大きなのを、寺から借りて來て、煌々と、油が燃えて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
明治三十二年九月、東上して、先代左団次一座に入つた彼は、明治座々附として、「後のイホリ」に据つた。「前の庵」は源之助である。大阪上りの若手花形として迎へられたのである。
ヨルよりも暗くなつたイホリの中では、明王像の立ちさへ見定められぬばかりになつて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)