イホリ)” の例文
その九月興行に、後のイホリの待遇を受けて、侍女早咲・おとり・矜羯羅こんがら童子・夏目半楽・盛岡屋おなるの役割を得た。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
明治三十二年九月、東上して、先代左団次一座に入つた彼は、明治座々附として、「後のイホリ」に据つた。「前の庵」は源之助である。大阪上りの若手花形として迎へられたのである。