“小瀬甫庵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぜほあん66.7%
をぜほあん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甫庵太閤記ほあんたいこうきの筆者小瀬甫庵おぜほあんは、あらゆる辞で、かれの紀州平定の迅速と、その時機を得たことと、処置の見事さを、激賞している。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玄蕃允の根本的誤謬ごびゅうが、いかに部下の将士を極度に狼狽ろうばいさせたことか。小瀬甫庵おぜほあん甫庵太閤記ほあんたいこうきに、その状を
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
往昔、堀尾吉晴によつて築かれ、小瀬甫庵をぜほあんの繩張りによるといはれるのもこの城だ。五層ほどもある高い建物の位置からは松江の市街がよく見えた。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)