大陸たいりく)” の例文
まへにもべたとほり、深海底しんかいていから火山かざんさんする鎔岩ようがん流動性りゆうどうせいんでゐるが、大陸たいりくまたはそのちかくにある火山かざんからさんするものは、流動性りゆうどうせいともしく
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
べうすなりふ幾億萬年いくおくまんねんのちには、大陸たいりくひたつくさうとするところみづで、いまも、瞬間しゆんかんのちも、咄嗟とつさのさきも、まさしかなすべくはたらいてるのであるが
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
橄欖島かんらんたう荒凉くわうりやうたるしま、とてもそのしゆ發動藥液はつどうやくえきこと出來できず、其他そのた諸島しよたうまた大陸たいりく通信つうしんして、供給きようきふあほぐといふことも、けつして出來できことではいのです。
ところが支那製しなせいかゞみみな、そのころ大陸たいりくから輸入ゆにゆうされたものでなくてはなりませんが、不思議ふしぎなことには朝鮮ちようせんみなみむかし新羅しらぎくに古墳こふん日本につぽん古墳こふんとよくてゐて
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
くま本州ほんしゆうやまさんするものは、アジア大陸たいりくさんする黒熊くろぐま變種へんしゆです。秩父ちゝぶやま駿河するが甲斐かひ信濃しなの相模さがみ越中えつちゆう越後等えちごなど山中さんちゆうにをり、ややまぶどうをこのんでべてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
いまのおさんたちは、どういうものか、お裁縫さいほうがきらいですが、これからの日本にっぽん婦人ふじんは、ひととおりのお仕事しごとができなければ、大陸たいりくへもいけないと、校長先生こうちょうせんせいもおっしゃっておいでです。
汽車は走る (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたくし武村兵曹たけむらへいそうとは見合みあはせて、はじめてホツと一息ひといきついた。あの大陸たいりくは、うたがひ印度インド大陸たいりくであらう。
そこでおほきな地震ぢしんは、大陸たいりくまた其周圍そのしゆういおいて、十里以内じゆうりいないふかさのところおこることが通常つうじようであつて、ふかうみ中央部ちゆうおうぶまた數十里すうじゆうりあるひ數百里すうひやくりふかさの地下ちかではおこらない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
自分じぶんあま大陸たいりく一端いつたんなみのために喰缺くひかかれることのはやいのを、心細こゝろぼそかんずるばかりであつた。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
学校がっこうたら、大陸たいりくへいきたまえ。」
僕が大きくなるまで (新字新仮名) / 小川未明(著)
る/\うちに、大陸たいりくかげ名殘なごりなく、眼界がんかいそとせてしまうと、其内そのうちかぜはだん/\はげしくなつてて、はては印度洋インドやうで、著名なだい颶風タイフンかはつてしまつた。
大陸たいりくは、たとへばあめうみうかんでゐるふねである。これが浮動ふどうさまたげゐるのは深海床しんかいしようからばされた章魚たこである。そしてこの章魚たこ大陸たいりく船縁ふなべりつかんでゐるのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ある極限きよくげんまではかくして大陸たいりく浮動ふどうさゝへてゐるけれども、つひさゝれなくてあるひはなしたりあるひゆびつたりして平均へいきんやぶれ、したがつて急激きゆうげき移動いどうおこるのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)