“火山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわざん50.0%
かざん33.3%
ひのやま16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疾風しつぷうごとけてくだん狂人きちがひが、あしからちう飛乘とびのらうとしたれると、づんとつて、屋根やねよりたかく、火山くわざんいはごと刎上はねあげられて、五體ごたいくだいた。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
有史以前ゆうしいぜんには噴火ふんかした證跡しようせきゆうしながら、有史以來ゆうしいらい一回いつかい噴火ふんかしたことのない火山かざんかずはなか/\おほい。箱根山はこねやまごときがその一例いちれいである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ここは外夷に、屋島は内海の乱に、常時、防人さきもりだんがおかれていたものであろう。だから壇ノ浦のそばには火山ひのやま(のろし山)の名もある。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)