“黙礼”の読み方と例文
旧字:默禮
読み方割合
もくれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その軍隊ぐんたいはきわめて静粛せいしゅくこえひとつたてません。やがて老人ろうじんまえとおるときに、青年せいねん黙礼もくれいをして、ばらのはなをかいだのでありました。
野ばら (新字新仮名) / 小川未明(著)
細君さいくん下女げじょめいじて花前をよばせる。まもなくかれはズボンチョッキのこざっぱりしたふうで唐紙からかみそとへすわった。れいのごとくかる黙礼もくれいしただけで、もとよりものをいわずよそ見をしている。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
黙礼もくれいして左右にわかれる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)