“黒谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろだに81.3%
くろたに18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清河と一緒に「寺田屋」派から分離しのち天誅組の謀主となって斃れた藤本鉄石ふじもとてっせきらまで、一時は黒谷くろだにの肥後守を訪れることがあった。
新撰組 (新字新仮名) / 服部之総(著)
六角堂に参詣するとか、黒谷くろだに様に墓参のためとか言って、しげしげと外出そとであそばしたのは皆その女と逢引あいびきするためだったのでしょう。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
これに要する土は、黒谷くろたにのものがよしとされていること、あまねく人の知るところだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「それでは勝手ながらもう一つのお願いがあります。年来、お教えを蒙っております黒谷くろたに法然房ほうねんぼうと申すひじりがございます。鎌倉へ下る前に今一度逢って、後生のことに就て教えをうけたいのです」