“くろたに”の漢字の書き方と例文
語句割合
黒谷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに要する土は、黒谷くろたにのものがよしとされていること、あまねく人の知るところだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「それでは勝手ながらもう一つのお願いがあります。年来、お教えを蒙っております黒谷くろたに法然房ほうねんぼうと申すひじりがございます。鎌倉へ下る前に今一度逢って、後生のことに就て教えをうけたいのです」
其頃岡崎から程近ほどちか黒谷くろたに寺中ぢちう一室ひとまを借りて自炊じすゐし、此処こヽから六条の本山ほんざんかよつて役僧やくそう首席しゆせきを勤めて居たが、亡くなつた道珍和上とも知合しりあひであつたし、う云ふ碩学せきがく本山ほんざんでもはばいた和上わじやう
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)