トップ
>
鳥羽僧正
>
とばそうじょう
ふりがな文庫
“
鳥羽僧正
(
とばそうじょう
)” の例文
あるいは日本絵の下絵や
鳥羽僧正
(
とばそうじょう
)
の鳥獣戯画やその他
雪舟
(
せっしゅう
)
の
破墨
(
はぼく
)
山水に
到
(
いた
)
るまでも素描といえばいえるものである。
油絵新技法
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
こんな空想にふけりながら自分は古来の日本画家の点呼をしているうちに、ひょっくり
鳥羽僧正
(
とばそうじょう
)
に
逢着
(
ほうちゃく
)
した。
映画時代
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それに
萎
(
な
)
えた
揉烏帽子
(
もみえぼし
)
をかけたのが、この頃評判の高い
鳥羽僧正
(
とばそうじょう
)
の絵巻の中の人物を見るようである。
運
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鳥羽僧正
(
とばそうじょう
)
作と伝えられる高山寺本「鳥獣戯画」は愛す可き大芸術だ、日本が
有
(
も
)
っている有数の宝の一だろう。光琳の画は予には向かない。定評ある「太公望ノ図」などは厭だ。
青べか日記:――吾が生活 し・さ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
不折
(
ふせつ
)
鳥羽僧正
(
とばそうじょう
)
の画につきて言へりしに対して
茅堂
(
ぼうどう
)
は不折の説を
駁
(
ばく
)
する一文を投ぜり。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
当初
稚
(
おさ
)
なくしてまた上品な
貞門
(
ていもん
)
の俳諧を突破して、
梅翁
(
ばいおう
)
一派の豪胆なる
悪謔
(
あくぎゃく
)
が進出した際には、誰しも
鳥羽僧正
(
とばそうじょう
)
の画巻をくりひろげるような痛快さをもって、
悦
(
よろこ
)
び迎えざる者は無かったのであろうが
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
鳥羽僧正
(
とばそうじょう
)
の鳥獣戯画なども当時のスポーツやいろいろの享楽生活のカリカチュアと思って見ればこの僧正はやはり一種のカメラをさげて歩いた一人であったかもしれない。
カメラをさげて
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“鳥羽僧正(
覚猷
)”の解説
覚猷(かくゆう、天喜元年(1053年) - 保延6年9月15日(1140年10月27日))は、平安時代後期の天台僧。鳥羽僧正(とばそうじょう)と世に呼ばれ、日本仏教界の重職を務めた高僧であるのみならず、絵画にも精通し、鳥獣人物戯画などの作者に擬せられている。そのユニークでユーモアあふれる作風から、漫画の始祖とされることもある。
(出典:Wikipedia)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
僧
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
“鳥羽”で始まる語句
鳥羽
鳥羽絵
鳥羽殿
鳥羽伏見
鳥羽田
鳥羽蔵
鳥羽港
鳥羽畷
鳥羽繪
鳥羽桟敷