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魚鱗
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うろこ
ふりがな文庫
“
魚鱗
(
うろこ
)” の例文
この
雫
(
しづく
)
に、
横頬
(
よこほゝ
)
を
打
(
う
)
たれて、
腕組
(
うでぐみ
)
をして、ぬい、と
立
(
た
)
つたのは、
草鞋
(
わらぢ
)
を
吊
(
つ
)
つた
店
(
みせ
)
の
端近
(
はぢか
)
に
踞
(
しやが
)
んだ
山漢
(
やまをとこ
)
の
魚売
(
うをうり
)
で。三
枚
(
まい
)
の
笊
(
ざる
)
に
魚鱗
(
うろこ
)
が
光
(
ひか
)
つた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
短躯肥満、童顔豊頬にして眉間に
小豆
(
あずき
)
大の
疣
(
いぼ
)
を
印
(
いん
)
したミナト屋の大将は快然として鉢巻を取りつつ、
魚鱗
(
うろこ
)
の散乱した
糶台
(
ばんだい
)
に
胡座
(
あぐら
)
を掻き直した。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
川のうえの魚ぶねは、その
苫
(
とま
)
を
魚鱗
(
うろこ
)
のように列ねて、橋桁の下も、また賑やかな街をつくっている。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“魚鱗”の意味
《名詞》
魚の鱗。
魚の鱗を模した陣形。
(出典:Wiktionary)
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
鱗
漢検準1級
部首:⿂
24画
“魚鱗”で始まる語句
魚鱗形
魚鱗火