おぐし)” の例文
旧字:
濃いおぐしを前髪を大きめにとって、桃割れには四分ばかりの白のリボンを膝折り結びにかたく結んでかけておいででした。
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
お母様はお台所でおぐしを上げておいでになったようですが、私が「葵の上」を弾いて、「青柳あおやぎ」を弾いて、それから久しく弾かなかった「みだれ」を弾きますと指が疲れましたので
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)