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高台
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こうだい
ふりがな文庫
“
高台
(
こうだい
)” の例文
旧字:
高臺
試みに一個の焼物を選んで、その裏を見られよ。よく支那や朝鮮のあの
高台
(
こうだい
)
の強さに比べ得るものは、かかる雑器においてのみである。この世界に弱さはない。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
その横の壁にはチベットで最も上手な
画師
(
えし
)
が描いた高尚な
画
(
え
)
があり、その正面にはチベット風の二畳の
高台
(
こうだい
)
(法王の
御座
(
ぎょざ
)
)があって、その横にまたチベットの厚い敷物がある。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
高台
(
こうだい
)
の
朝
(
あさ
)
、
樹下
(
じゆか
)
の
人
(
ひと
)
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
辺の裏はやや
窪
(
くぼ
)
み支えるに便にしてある。形優れ、
高台
(
こうだい
)
強く、素地もよく
釉薬
(
うわぐすり
)
もよい。健全であって少しも病弱なところがなく、味わいは極めて柔かくかつ温かい。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
有り難いことには
普通
(
なみ
)
ものを作るので、手荒い仕事で終っているのである。この事情が仕事を救っている秘密である。特に
高台
(
こうだい
)
の削りの如き昔風で、他に例を見ない。
陸中雑記
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
一つの茶碗にすら「七つの
見処
(
みどころ
)
」を数えた。彼らの眼から
高台
(
こうだい
)
の美が見逃されることはなかった。彼らは傷にすら特殊な美を認めた。そうして
歪
(
ゆが
)
みにすら一種の美を認めた。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
ひねくれた形、わざとらしき
高台
(
こうだい
)
、人はその作為を風雅と誤認しています。そこには病菌の展覧よりほか何ものもありません。初代の茶人達が愛した茶器は実に素直な物のみでした。
民芸とは何か
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
あの
光悦
(
こうえつ
)
作と云わるる著名な「
鷹ヶ峯
(
たかがみね
)
」と銘する茶碗を見られよ。あの手作りの
高台
(
こうだい
)
、あの
一条
(
ひとすじ
)
の
篦目
(
へらめ
)
、何たる技巧の仕業であるか。あの自然な自由な「
井戸
(
いど
)
」の茶碗の前に何の面目があろうか。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
“高台”の意味
《名詞:こうだい》
高い建物。
相手を敬って言う語。あなた様。
《名詞:たかだい》
周りより高くなっている土地。
(出典:Wiktionary)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“高台”で始まる語句
高台寺
高台公園
高台寺道