“骨揚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こつあげ66.7%
こつあ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……骨揚こつあげに行って、白木の火箸の先で灰の中から、形のある遺骨を拾い出し、それを瀬戸の壷に[#「壷に」は底本では「に」]つめ、秋晴れの爽かな外光の中を
幻の彼方 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
ぢやア明朝みやうあさ早く骨揚こつあげますから、死骸しがい間違まちがひないやうに願ひます。坊「其様そんな事はありやせぬ。金「何分なにぶんたのまうします。とたくかへつたがまだ暗いうちにやつてました。金 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
幾日かの後に骨揚こつあげに行って、年造の灰を拾って来たんですが、勿論それは人違いで、誰の骨を拾ったのか判りません。大コロリの時には、こんな間違いが幾らでもありました
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今夜はそのままに預けて置いて、七日か八日の後に骨揚こつあげに行く筈であると云った。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)