“こつあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
骨上80.0%
骨揚20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
検屍やら骨上こつあげやら葬式やらと、福介と二人で何から何迄仕切ってやってのけ、大阪で初七日を済まし、奉行所の手続きもすっかりえてから
私は丁度その朝は、なき初代の骨上こつあげが行われることを知っていた。アア、私はかつての恋人の悲しき灰を見る為に、いまわしい場所を訪れたのである。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
幾日かの後に骨揚こつあげに行って、年造の灰を拾って来たんですが、勿論それは人違いで、誰の骨を拾ったのか判りません。大コロリの時には、こんな間違いが幾らでもありました
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今夜はそのままに預けて置いて、七日か八日の後に骨揚こつあげに行く筈であると云った。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
コロリで死んだ年造は焼き場へ送られて、幾日かの後に骨揚こつあげをして、近所の寺へ納めて来たのである。それがここらを歩いている筈がない。しかも女房は確かにその姿を見たと云うのである。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)