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驚歎
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きょうたん
ふりがな文庫
“
驚歎
(
きょうたん
)” の例文
それに比べてきわだつ感じをお受けになることもなかろうと思われるが、なお第一の
嬋妍
(
せんけん
)
たる美人はこれであると院はこの時
驚歎
(
きょうたん
)
しておいでになった。
源氏物語:34 若菜(上)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
雪之丞の
自若
(
じじゃく
)
とした
容子
(
ようす
)
に、
驚歎
(
きょうたん
)
の目をみはっていた一人が、傍の、肩の尖った男にいいかけた。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
私を見るや彼女の情熱死物狂い(その頃喫茶店インタナショナルの芸術家は
珈琲
(
コーヒー
)
とフランス菓子に
驚歎
(
きょうたん
)
して昆虫類が今後人間に代ってエゴイズムと排他主義、実行する。)
恋の一杯売
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
それだから
金
(
かね
)
のいること
夥
(
おびた
)
だしい。定額では
所詮
(
しょせん
)
足らない。尼寺のおばさん達が、表面に
口小言
(
くちこごと
)
を言って、内心に
驚歎
(
きょうたん
)
しながら、折々送ってくれる補助金を加えても足らない。
世界漫遊
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ユリウス・ダビット
(著)
大きな書棚に並べられた和洋の書籍を見てかの女等はいずれも
驚歎
(
きょうたん
)
の声をあげる。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
娘自身も並み並みの男さえも見ることの
稀
(
まれ
)
な
田舎
(
いなか
)
に育って、源氏を
隙見
(
すきみ
)
した時から、こんな
美貌
(
びぼう
)
を持つ人もこの世にはいるのであったかと
驚歎
(
きょうたん
)
はしたが
源氏物語:13 明石
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
驚
常用漢字
中学
部首:⾺
22画
歎
漢検準1級
部首:⽋
15画
“驚”で始まる語句
驚
驚愕
驚破
驚駭
驚嘆
驚異
驚怖
驚目
驚倒
驚天動地