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騒乱
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そうらん
ふりがな文庫
“
騒乱
(
そうらん
)” の例文
家康、その折より、境界の
騒乱
(
そうらん
)
に出馬を余儀のうせられ、つい祝いも申さで過ぎおった。帰越のうえは悪しからず伝えておくりゃれ
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宋公には自分で書いた小伝があったが、惜しいことには
騒乱
(
そうらん
)
のためになくなった。この話はその大すじである。
考城隍
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
右のごとく長州の
騒動
(
そうどう
)
に対して
痛痒
(
つうよう
)
相
(
あい
)
関
(
かん
)
せざりしに反し、官軍の東下に
引続
(
ひきつづ
)
き奥羽の
戦争
(
せんそう
)
に付き横浜外人中に一方ならぬ
恐惶
(
きょうこう
)
を起したるその
次第
(
しだい
)
は、中国辺にいかなる
騒乱
(
そうらん
)
あるも
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
(信長の統業は、帰して、一天の君にあり、信長は
叡慮
(
えいりょ
)
によって、ただ
宇内
(
うだい
)
の
騒乱
(
そうらん
)
をしずめ、陛下の民を安んじたてまつるための一朝臣である)
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
殊にこんな
騒乱
(
そうらん
)
のあとに宣伝される。奇蹟的に助かって逃げた織田源五郎
長益
(
ながます
)
だの、古井戸で犬死した鎌田新介などは悪しざまに
謳
(
うた
)
い
囃
(
はや
)
された。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ふたたび天下は
騒乱
(
そうらん
)
の
巷
(
ちまた
)
と化すだろう。両雄並び立たず、ついに、二つの世界は、それを演じずには、おかないものか。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
が、幸いなことには、何処をながめても、
燈影
(
ほかげ
)
一つ見えなかった。白い月の下、大竹藪に囲まれた山里の屋根は、世の
騒乱
(
そうらん
)
も知らず、深々とみな眠り入っている気配だった。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
特に彼を
庇護
(
ひご
)
すればべつだが、義景の周囲には、名族だけに、一門や重臣の隔ては多く、それに年々の一向宗の
騒乱
(
そうらん
)
では、それと
和睦
(
わぼく
)
したり戦ったり、藩情の複雑なことは
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「四海の
騒乱
(
そうらん
)
も、あの方が出たからには、これで治まるだろう」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“騒乱”の意味
《名詞》
騒乱(そうらん)
事件が起こって社会の秩序が乱れること。
(出典:Wiktionary)
騒
常用漢字
中学
部首:⾺
18画
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
“騒乱”で始まる語句
騒乱暗澹