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香
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カグ
ふりがな文庫
“
香
(
カグ
)” の例文
此不自然な昔人の考へを、下に持つた物語として見なければ、
香
(
カグ
)
の
木実
(
コノミ
)
ではないが、匂ひさへも
齅
(
か
)
ぎ知ることが出来ないであらう。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其
出石
(
イヅシ
)
人の一人で国の名を負うたたぢまもりの、時じくの
香
(
カグ
)
の
木実
(
コノミ
)
を取り来よとの仰せで渡つたのは、橘実る
妣
(
ハヽ
)
が国なる南の支那であつた。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
橘の実を「ときじくの
香
(
カグ
)
の
木
(
コ
)
の実」と言うた。たぢまもりは、但馬の人——私は
出石人
(
イヅシビト
)
と名をつけて置く——で、考古学者は漢人種の古く移民して来たものだと言うて居る。
花の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
出石
(
イヅシ
)
びとの祖先の一人たるたぢまもりが「時じくの
香
(
カグ
)
の
木実
(
コノミ
)
」を採りに行つたと伝へる常世の国は、大体南方支那に故土を持つた人々の記憶の復活したものと見る事が出来る。
古代生活の研究:常世の国
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“香”の解説
香(こう、en: incense)とは、本来、伽羅、沈香、白檀などの天然香木の香りをさす。そこから線香、焼香、抹香、塗香等の香り、またこれらの総称として用いられる。お香、御香ともいう。
(出典:Wikipedia)
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
“香”を含む語句
香花
香物
名香
香気
薫香
香油
香料
鬱金香
麝香
芳香
香水
茴香
香炉
沈香
涙香
香煎
香箱
香染
香具
香山
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