“風馬牛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうばぎゅう92.3%
ふうばぎう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唖のそのわたくしを人々は人外の生物に扱って呉れるのみならず、わたくしは唖の無感覚に於て環境を風馬牛ふうばぎゅうに眺め過せるのでした。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
父はわたしの教育のことには、ほとんど風馬牛ふうばぎゅうだったが、さりとてわたしを馬鹿ばかにするような真似まねは、ついぞしたことがない。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
先生は、由来、芸術——殊に演劇とは、風馬牛ふうばぎうの間柄である。日本の芝居でさへ、この年まで何度と数へる程しか、見た事がない。
手巾 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)