“中牛馬”の読み方と例文
読み方割合
ちゅうぎゅうば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷回し人はおぼしめし次第だ、そんなことも言って来たが、中牛馬ちゅうぎゅうば会社に頼んで、飯田まで継立つぎたてにするのが便利かもしれないな。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
五六町先は見えないほどの道を歩いて行くと、これから野面のらへ働きに行こうとする農夫、番小屋の側にションボリ立っている線路番人、霧に湿りながら貨物の車を押す中牛馬ちゅうぎゅうばの男なぞに逢った。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)