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須賀町
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すがちょう
ふりがな文庫
“
須賀町
(
すがちょう
)” の例文
蔵前
(
くらまえ
)
の八幡町、森田町、
片町
(
かたまち
)
、
須賀町
(
すがちょう
)
(その頃は天王寺ともいった)、
茅町
(
かやちょう
)
、代地、
左衛門河岸
(
さえもんがし
)
(左衛門河岸の右を
石切
(
いしきり
)
河岸という。名人
是真
(
ぜしん
)
翁の住居があった)
幕末維新懐古談:11 大火以前の雷門附近
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
前章市内の
閑地
(
あきち
)
を記したる
条
(
じょう
)
に述べた
鮫
(
さめ
)
ヶ
橋
(
はし
)
の如き、即ちその前後には
寺町
(
てらまち
)
と
須賀町
(
すがちょう
)
の坂が向合いになっている。また小石川
茗荷谷
(
みょうがだに
)
にも両方の
高地
(
こうち
)
が坂になっている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「今日はネ、
須賀町
(
すがちょう
)
から
三筋町
(
みすじまち
)
へ廻わろうと思ッて
家
(
うち
)
を出たんだアネ。そうするとネ、須賀町へ往ッたらツイ近所に、あれはエート芸人……なんとか言ッたッけ、芸人……」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
初め長女敬が母と共に坐食するに忍びぬといって、
媒
(
なかだち
)
するもののあるに任せて、
猿若町
(
さるわかちょう
)
三丁目
守田座附
(
もりたざつき
)
の茶屋
三河屋力蔵
(
みかわやりきぞう
)
に嫁し、次で次女
銓
(
せん
)
も浅草
須賀町
(
すがちょう
)
の呉服商
桝屋儀兵衛
(
ますやぎへえ
)
に嫁した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
すぐ
河向
(
かわむこう
)
の
須賀町
(
すがちょう
)
なので、
内々
(
ないない
)
様子をききに行ったのだと言うので、「そんなら早くそう言やアいいのに。」とわたしは百円札を並べて見せ、証文は
丸抱
(
まるがかえ
)
の八百円というのだから
あぢさゐ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
この物語の
首
(
はじめ
)
にちょいと噂をした事の有るお政の
知己
(
しりびと
)
「
須賀町
(
すがちょう
)
のお浜」という婦人が、近頃に娘をさる商家へ縁付るとて、それを
風聴
(
ふいちょう
)
かたがたその娘を
伴
(
つ
)
れて、或日お政を尋ねて来た。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
須
常用漢字
中学
部首:⾴
12画
賀
常用漢字
小4
部首:⾙
12画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“須賀”で始まる語句
須賀
須賀口
須賀川
須賀津
須賀志呂古