“頂垂”の読み方と例文
読み方割合
うなだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何か懐中へ物を入れてると帯が皺くちゃになって、かけ頂垂うなだれて、雪駄穿せったばきと云うとていは良いが、日勤草履にっきんぞうりかねが取れ、鼠の小倉こくらの鼻緒が切れて、雪駄の間から経木きょうぎなどが出るのを
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今までどこか屋根の下で、首を頂垂うなだれて寒さにいぢけてゐるのが、煖炉が温まつたので、火に近い方へ寄つて来て、煙突から出る白い煙の帯と、面白く飛び廻る火の子とを眺めてゐるのであらう。
すゝまぬかほくび頂垂うなだれた。如何いかにもその憂慮うれひ道理もつともである。