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靡
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なびか
ふりがな文庫
“
靡
(
なびか
)” の例文
切髪は乱れ
逆竪
(
さかだ
)
ちて、
披払
(
はたはた
)
と
飄
(
ひるがへ
)
る
裾袂
(
すそたもと
)
に
靡
(
なびか
)
されつつ
漂
(
ただよは
)
しげに行きつ留りつ、町の南側を
辿
(
たど
)
り辿りて、鰐淵が住へる横町に
入
(
い
)
りぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
かつ我が儒者はたいがい皆、武人の家に生れたる者にして、文采風流の中におのずから快活の精神を存し、よく子弟を教育してその気風を養い、全国士族以上の者は皆これに
靡
(
なびか
)
ざるはなし。
物理学の要用
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
はじめは単に
水上
(
みなかみ
)
の、白菊か、黄菊か、あらず、この美しき姿を、人目の繁き町の方へ町の方へと……その半襟の藤色と、帯の
錦
(
にしき
)
を引動かし、
友禅
(
ゆうぜん
)
を淡く流して、ちらちら
靡
(
なびか
)
して
止
(
や
)
まなかったのが
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
靡
漢検1級
部首:⾮
19画
“靡”を含む語句
萎靡
淫靡
靡然
風靡
吹靡
一靡
引靡
打靡
披靡
靡爛
片靡
萎靡頽敗
靡爛瓦斯
討靡
豔妖淫靡
軽靡
萎靡凋落
靡並而有
靡娜
靡曼
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