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青天
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せいてん
ふりがな文庫
“
青天
(
せいてん
)” の例文
小督の失踪は、主上にとっては、
青天
(
せいてん
)
の
霹靂
(
へきれき
)
であった。昨日まで生きいきと輝いていたお顔が、一日の内にすっかり肉が落ちて、目がくぼんできた。
現代語訳 平家物語:06 第六巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
彼等
(
かれら
)
が気づいた時は、世間一般も同時に知っていた。それは
青天
(
せいてん
)
の
霹靂
(
へきれき
)
にも似て世の
耳目
(
じもく
)
を
愕
(
おどろ
)
かしたからである。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
東町奉行所で
白刃
(
はくじん
)
の
下
(
した
)
を
脱
(
のが
)
れて、瀬田
済之助
(
せいのすけ
)
が此屋敷に駆け込んで来た時の屋敷は、決して此出来事を
青天
(
せいてん
)
の
霹靂
(
へきれき
)
として聞くやうな、平穏無事の
光景
(
ありさま
)
ではなかつた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
いわんや
青天
(
せいてん
)
の
霹靂
(
へきれき
)
などは絶無である。その代りに揚がりぎわもよくない。雷も遠くなり、雨もやむかと見えながら、まだ思い切りの悪いようにビショビショと降っている。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
青天
(
せいてん
)
の
霹靂
(
へきれき
)
にも
喩
(
たと
)
うべくや、
所詮
(
しょせん
)
は中江先生も栗原氏も深き事情を知り給わずして、
一図
(
いちず
)
に妾と葉石との交情を旧の如しと誤られ、この機を幸いに結婚せしめんとの厚意なるべし。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
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おそらく、この飛報は、
青天
(
せいてん
)
のへきれきとして、富山城の佐々成政の耳を打ったろう。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、思うまもあらず、
轟然
(
ごうぜん
)
たる
青天
(
せいてん
)
の
霹靂
(
へきれき
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“青天”の意味
《名詞》
晴れた日の青く抜けるような空。
(出典:Wiktionary)
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“青天”で始まる語句
青天井
青天白日
青天鵞絨
青天霹靂
青天白日旗