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青史
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せいし
ふりがな文庫
“
青史
(
せいし
)” の例文
その名も
青史
(
せいし
)
に残るであろうが、いまそれができないという事情を述べ、まことに耐え難いが、単に食中毒という発表をしなければならない。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
青史
(
せいし
)
にのこる
赤壁
(
せきへき
)
の会戦、長く世に
謳
(
うた
)
われた三
江
(
こう
)
の
大殲滅
(
だいせんめつ
)
とは、この夜、曹操が味わった大苦杯そのものをいう。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
茲
(
ここ
)
に於てか、
征馬鉄蹄
(
せいばてつてい
)
に世界を
蹂躪
(
じうりん
)
し、
大名
(
たいめい
)
長く
青史
(
せいし
)
を照せる一世の雄傑アレキサンドルも、
遂
(
つひ
)
に一語の発すべきなく、静かに
跼
(
ひざまづ
)
いて彼の
垢
(
あか
)
づける手を
把
(
と
)
り、
慇懃
(
いんぎん
)
に其無礼を謝したりと云ふ。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
而
(
しこ
)
うしてその熱望がしばしば奇跡を招来し得ることは
青史
(
せいし
)
の証明するところである。
艶妖記:忍術千一夜 第一話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「いや、老賊のため、義理に縛られていたからです。今、天下の憎む老賊を斬って、漢室を扶け、万民へ善政を
布
(
し
)
いたら、将軍の名は
青史
(
せいし
)
のうえに不朽の忠臣としてのこりましょう」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
汝の祖先馬援は、
青史
(
せいし
)
にものこっている程な忠臣であった。汝も、その祖先を
辱
(
はずかし
)
めることはあるまい。——思え。玄徳は漢室の宗親である。漢朝の逆臣とは、彼にあらず、曹操こそそれだ。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“青史”の意味
《名詞》
(青竹を削った竹簡に記録したことから)歴史。記録。
(出典:Wiktionary)
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
史
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
“青史”で始まる語句
青史未載
青史亦無名