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靄
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モヤ
ふりがな文庫
“
靄
(
モヤ
)” の例文
闇
(
クラ
)
い空間は、明りのやうなものを
漂
(
タダヨハ
)
してゐた。
併
(
シカ
)
し其は、
蒼黒
(
アヲグロ
)
い
靄
(
モヤ
)
の如く、たなびくものであつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
紫雲は一筋長くたなびいて、中央根本堂とも見える屋の上から、
画
(
カ
)
きおろされた。雲の上には
金泥
(
コンデイ
)
の光り輝く
靄
(
モヤ
)
が、漂ひはじめた。姫の命を
搾
(
シボ
)
るまでの念力が、筆のまゝに動いて居る。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“靄”の解説
靄(もや)とは、空気中に浮遊する細かい水滴や吸湿性の微粒子により見通しが悪くなっている状態で、かつ視程 1 キロメートル(km)以上の場合をいう。ふつう、空気が灰色がかって見える。
(出典:Wikipedia)
靄
漢検1級
部首:⾬
24画
“靄”を含む語句
夕靄
水靄
暮靄
寒靄
春靄
靄立
朝靄
薄靄
夜靄
靄々
靄然
濛靄
和気靄々
冬靄
川靄
河靄
草靄
昼靄
淡靄
高久靄崖
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