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靄々
ふりがな文庫
“靄々”の読み方と例文
読み方
割合
あいあい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいあい
(逆引き)
直二郎のいるところでは決して荒い言葉の出たためしがないし、いつも和気
靄々
(
あいあい
)
と笑いごえが絶えない。
明暗嫁問答
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
安土の夜を行くには、
松明
(
たいまつ
)
も
提灯
(
ちょうちん
)
も要らなかった。歳暮のせいか、町の灯は
種々
(
さまざま
)
な
色彩
(
いろどり
)
をもち、家々の灯は赤く道を染めて、春を待つ
騒
(
ざわ
)
めきを
靄々
(
あいあい
)
と煙らせていた。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中には子供たちの頭を撫でて抱き上げて、
頬摺
(
ほおず
)
りしている者もあり、言葉は通ぜぬながらも、兵員たちと群集との間には、早くも和気の
靄々
(
あいあい
)
たるものを生じて女たちの二
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
靄々(あいあい)の例文をもっと
(10作品)
見る
靄
漢検1級
部首:⾬
24画
々
3画
“靄々”で始まる語句
靄々仁恕
“靄々”のふりがなが多い著者
相馬愛蔵
橘外男
南方熊楠
正岡容
尾崎士郎
吉川英治
山本周五郎