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冬靄
ふりがな文庫
“冬靄”の読み方と例文
読み方
割合
ふゆもや
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふゆもや
(逆引き)
鉄
(
かね
)
の橋のそばの富竹という寄席には、横浜生え抜きの
落語家
(
はなしか
)
桃太郎と
千橘
(
せんきつ
)
の招き行燈が、
冬靄
(
ふゆもや
)
のなかに華やかな灯の色を見せて揺れていた。
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
かぶとは背に負い、烏帽子だったので、まだうらうらと
冬靄
(
ふゆもや
)
の高きにはあがっていない太陽が彼の顔をまともから染めていた。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
冬靄
(
ふゆもや
)
が紫にうるんだような色の絹のカーテンが、一枚ガラスの広い窓に垂れかけられて、しっとりと光っているところに金文字でカフェーナショナルと表わしてあった。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
冬靄(ふゆもや)の例文をもっと
(4作品)
見る
冬
常用漢字
小2
部首:⼎
5画
靄
漢検1級
部首:⾬
24画
“冬”で始まる語句
冬
冬籠
冬瓜
冬青
冬枯
冬至
冬季
冬日
冬木
冬分
“冬靄”のふりがなが多い著者
正岡容
吉川英治
長谷川時雨