“露気”の読み方と例文
読み方割合
ろき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜(よ)はすでに十一時に近づきぬ。磧(かわら)は凄涼(せいりょう)として一箇(ひとり)の人影(じんえい)を見ず、天高く、露気(ろき)ひややかに、月のみぞひとり澄めりける。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やがて傍近(そばちか)く寄りて、幾許(いかばかり)似たると眺(なが)むれば、打披(うちひら)ける葩(はなびら)は凛(りん)として玉を割(さ)いたる如く、濃香芬々(ふんふん)と迸(ほとばし)り、葉色に露気(ろき)有りて緑鮮(みどりあざやか)に、定(さだめ)て今朝(けさ)や剪(き)りけんと覚(おぼし)き花の勢(いきほひ)なり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)